一般家庭でも導入可能な小型風力発電機から、大規模な発電用の大型風力発電機まで、様々な種類があります。
小型風力発電機は、街中に取り付けることもあれば、海や山で利用することもあります。そのため、設置場所に合わせて、いろんなタイプが商品化されています。
強風で性能を発揮するタイプや、逆に弱風で性能を発揮するタイプ、塩害に強いタイプなど様々です。
風力発電は、文字通り、風力エネルギーを使うので、地球環境に優しいクリーンな発電です。製造時や建設時には、エネルギーが必要ですが、発電時には、化石燃料を使うことはありません。
自然エネルギーを利用した発電の中では、比較的コストが安いといわれています。
風は夜間でも吹いているため、風さえあれば、一日中発電することができます。
一方、風の弱い地域では導入しにくいことや、台風などのように、風が予想以上に強い場合は、故障の原因になるため、対策が必要です。
そして風力は一定ではないため、発電量が変化しやすいという欠点もあります。
ブレード(回転羽根)が、高速で回転するので、安全な場所に設置したり、周囲に迷惑にならないように、風切り音にも注意する必要があります。
地表付近では、建物や地形の影響で風が弱まるため、高い場所のほうが有利です。そのため、大規模な発電では、風車が大型化しています。